彼と電車に
彼と電車に乗っていたら、モデルさんみたいに可愛い女の子が乗ってきた。
チラッと彼の方を見ると、まともに彼女を見ている。
この人、出会った頃から女好きだから、いつものことだけど・・・。
慣れているとはいってもムカつく。
まぁ、確かに、同性の私から見ても魅力的な女の子だと思うよ。
スラッと伸びた手足。キレイな肌。ハーフみたいな顔立ち・・・。
そんな自分の魅力をよく知っているらしい、センスのいい服装。
彼に限らず、電車に乗っている人達みんなが彼女を見ていた。
「混んでいるなぁ・・・。」
んっ?彼女の連れ?あまりにも彼女が印象的すぎて気がつかなかった。
彼女には、あまりにも不釣合いのハゲでデブのメタボ体形のオヤジが言った。
「立っているの疲れるなぁ・・・。」
さすが、薄毛男。「ここ、座ってもいいですよ。」
すかさず、席を譲る彼・・・。後で、思いっきりなぐってやるっ(怒)
「本当に?ありがとう。」
あぁ、やっぱりキレイ。こんな人に隣に座られたら比べられちゃうよ(泣)
でも・・・。
えっ・・育毛剤・・・?
私の隣に座ったのは、このキレイな彼女じゃなくキモイオヤジの方だった。
「おいで。」
「はぁ~い(笑)」
しかも、このオヤジの膝の上に乗る彼女。一瞬にして、車内の人達が凍りつく・・・。
私・・・。はじめて、膝に乗っている女を見てしまった。
本当にこういう人達っているんだ・・・。